応用範囲の広さ

お刺し身も、買ってきたものをそのまま出すのではなく、刺し身こんにゃく、蒸し鶏、ゆで野菜、ハムなどをいっしょに盛りあわせ、目とおなかをうまくなだめると、満足感の高いごちそう献立が、安あがりにととのいます。やりくり料理に欠かせない材料がひき肉。これは少量買うより、大きなパックのほうが割安です。応用範囲の広さではほかに類を見ないほどですから、ど-んとまとめ買いして、徹底利用を心がけましょう。ただ、ひき肉はブロック肉にくらべていたみやすいのが難点ですから、買ったらできるだけ早く保存すること。冷凍するときは、そのままでも悪くはないのですが、ハンバーグだれのように半調理するか、もしくは加熱したほうがぐんと使いやすくなります。献立がとくに思いつかない場合は、半分をハンバーグだれに、もう半分はなにも加えずに妙めて冷凍するだけでもかまいません。ハンバーグだれは、ハンバーグはもちろんのこと、ミートボール、つくね、メンチカッ、ピーマンやかぼちゃなどのひき肉づめ、なすのひき肉はさみ焼き、スコッチエッグ、シューマイなどなど、幅広く使えます。一方妙めて冷凍したものは、ポロポロの状態ですから、肉そぼろにするほか、コロッケ、ひき肉カレー、ミートグラタン、ミートソース、ひき肉のあんかけ、春巻きなど、これまた応用範囲はかなりのもの。野菜妙めにそのまま加えたり、みじん野菜とつなぎ用の卵をまぜれば、ギョーザの具にすることもできます。ひき肉料理のメニュー作りのコツは、成形する料理(ハンバーグ、つくね、ミートローフなど)と、ポロポロ状態の料理(マーボー豆腐、肉そぼろなど)にわけ、さらにそれぞれの料理の味、副材料をがらりと変えることです。これを心がけていれば、ひき肉料理がつづいても、あきたりすることはありません。安い材料といえば、皿盛りで年じゅう出回っているいわしも目のつけどころ。

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